赤色立体地図weblog

はてなダイアリーから移行してきました

地形

玉川上水を赤色立体地図を見ながら歩く

はじめに 赤色立体地図で多摩を見るシリーズ第2弾は玉川上水です。「赤色立体地図」は、急斜面ほどより赤く、尾根ほど明るく、谷ほど暗くした画像です。真上からの画像にもかかわらず、何となく立体的に見えるために、微地形と大地形を同時に広い範囲で把握…

慶良間諸島の地形

地形地質これまでの知見では 保存すべき重要な景観資源 として「完新世サンゴ礁原」があげられていた津波堆積物慶良間諸島の高度10mから50mにかけての高度では 厚さ10〜30cmの灰白色砂層が、斜面と平行に覆うように分布して地点を 多数確認できる。 一般的に…

赤色立体地図とその応用

測量「地図表現とその周辺」最終校正中 ことはじめ 2002年の夏、青木ヶ原樹海の調査の直前、わたしは、レーザ計測部門から届いた、1m等高線図の束(1/5000で50枚以上)を前に、途方に暮れていた。数日間の判読作業の結果、樹海の地形は想像していた以上に複…

月の地形表現手法としての赤色立体地図

国土地理院|月の赤色立体地図 http://gisstar.gsi.go.jp/selene/ その反響 http://www.kotaku.jp/2013/12/3d_map_moon.html ギズモードの記事 http://www.gizmodo.jp/2013/12/post_13648.html まいなびニュース http://news.mynavi.jp/news/2013/12/13/197/…

石巻の微地形を測る(高校同窓会誌原稿)

2011年3月11日、M9.0の東日本太平洋沖地震が発生した。石巻地方は、30年以内に宮城県沖地震の発生する確率は99%と予想されていたので、防災対策は万全のはずだった。しかし、この想定地震の規模はわずかM7.6であったため、想定以上の大地震と大…

大西洋中央海嶺

理科教室2013年1月号 口絵解説 (1)赤色体地図のみかた (2)有珠山 (3)浅間山 (4)大西洋 大西洋中央海嶺(Mid-Atlantic Ridge)は、北極海からアイスランド・アゾレス諸島を経て、 大西洋南部で南西インド洋海嶺に繋がる海底山脈である。 新たな海…

渋谷の坂

渋谷の地形について文章を書くことになったので、ちょっと現地調査に行ってきた。ずいぶん久しぶりの渋谷。東急ハンズができたばかりのころ、ビルの中の階段フロアとか、地下2階に出口があるんだぜとか、澁谷の地形に合わせた巧みな作りに驚いたときのことが…

古道

富士山の裾野に広がる樹海の中に古い道の痕跡があるのを、航空レーザー計測と赤色立体地図で発見した。河口湖畔にあった大石という宿から白糸の滝付近をむすぶ古道「若彦路」ではないかと思われる。詳しい内容は、12月4日の日曜日、日本大学文理学部で開催さ…