赤色立体地図weblog

はてなダイアリーから移行してきました

木村大作監督

いま、絶賛上映中の 「劔岳 点の記」
社内の行事で開かれた 監督の講演会に参加した。
なぜこの映画を撮影しようと思ったのかということからはじまり、北アルプス立山周辺で2年間にわたって行なったロケにまつわるエピソードや自分の生きざまについて、70歳とは思えない迫力のある絶叫トーク!
講演の最後に、お土産に赤色立体地図を渡したらとても喜んでもらえた。「これは、いままでにもらった中で一番うれしい」と。その地図には、測量隊がついに初登頂に成功した時のルートを破線で入れたので、映画をまだ見ていない人にネタばれになるので、当分掲載しないが、測量の2008年3月号の表紙の画像に文字入れ、コースを記入したものである。
http://www.tsurugidake.jp/
最近では空撮やCGを全く使わない映画は珍しいが、頑固なまでの順撮りで、俳優がだんだん日に焼けてたくましくなっていったり、観客も一緒に、「どうやったら登れるだろう」とか「登れなかったらどうなるだろうか」と、自分のことのように考えさせたところが、大成功の鍵かもしれない。
映画を見た後で達成感と心地よい疲労感が残るところもいい。