赤色立体地図weblog

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50周年記念誌

大学で学んだことが、社会に出てからどう役に立ったのか」を書いてほしいという。大学の授業が直接的に役立っていることもあるが、大半はその後の仕事の中であらたに学んだことだ。30年前には、存在しなかったツールを使っての仕事も多いのだ。たとえば、パソコンで文章を書いたり、メールを打ったり、エクセルで計算をしてGISイラストレーターやphotoshopを駆使しで図を作成し、カラープリンターで打ち出す。こういうスタイルで仕事をするようになったのはごく最近のことだ。

いまの仕事は、国などからの依頼を受けて、さまざまな調査・研究業務を行い報告書を作成する仕事である。やっていることは、大学の授業や実習で習ったことそのものであることも多い。大学の授業がそのまま仕事に役立っているのだ。毎年卒論をやっているようなものだ。地形を判読したり地質の調査をしたり、年代測定をしたり薄片を作成したり粒度分析をしたり、図を書いたり、地図を作ったり、文章を書いたり。大学の授業で、直接的に役に立ったと感じるものも多い。
空中写真判読実習、地形学地形学実習、測量学、測量学実習、岩石学、岩石学実験、鉱物学、鉱物学実験などである。
BASICのプログラミングができるということも仕事に役に立っているが、これは授業を受けたことは全くない。FORTRANの情報処理概論というのをパンチカードを使ってやった。BASICの変数とか配列とかグラフィックの使い方とかは、試行錯誤しているうちに自然とできるようになった。まあ、パソコンから教わったようなものだ。