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clovis comet impact

 昨年、AGUが記者会見を開き、彗星のかけらが作ったクレーター群だったという説を発表しました。アメリカでは、肯定派や否定派が入り乱れて、大ニュースとなっていますが、日本では不思議なほど、紹介されていないようです。唯一の例外は、吉田邦夫(2008)草創期の「寒の戻り」の原因はET?!,考古学ジャーナル,2008年7月号。
 彗星は、いったんローレンライド氷床(ミシガン湖付近)にが落ちたあと、反射してカロライナ州に集中して落ちたらしい。落ちた時期は、約1万3千年前。 落ちる寸前に爆発し多数の破片になったようですが、同時に大火災が発生し、ススが大量に堆積したのだそうです。この、black matいう名前の地層は、厚さ数センチくらいで、球形の磁鉄鉱イリジウムナノダイヤモンド、glass-like carbonなど、ETであるという証拠がそろっているのだそうです。この地層の下にで、マンモスの化石がなどまとまって出土することがあり、絶滅の原因となるような大イベントだったようです。